リペアリペアリペア

2017年07月20日
Blog HELMET REPAIR

たまにはリペア写真を掲載いたします。
基本仕事の９割は毎日削って削ってリペアリペアの毎日です。
まずこちらはＢＥＬＬのスーパーマグナム。
綺麗ですがただ綺麗。貼り換えしてあるだけで加工してないのでとてもかぶれません。

バラしていきます。

スーパーマグナムは分割構造です。
そういえば分割構造じゃないヘルメットをわざわざカットしてリペアする業者さんいたなぁ。
あれは何のためにカットしてたんだろうか。。。
常に勉強中の身としてはそのメリット、いまだ理解できずにおります。

スーパーマグナムはこのように薄いプラスチックがあります。
これを削るわけにいかないので撤去。
そうすると発泡スチロールが姿を現します。

これを削るのです。

削り作業は粉まみれなので写真撮れません・・・・・

スポンジ貼ることを想定しながら何度も削っては頭にハメ、を繰り返します。
整髪料つけてたら大変なことになるのでこの仕事始めてからワックスは
つけれなくなりました。

そしてスポンジ採寸してミシンして貼り合わせて完成。
生地は７年間色々やりましたが今はパイル生地で落ち着きました。
タオルほどゴワゴワしてませんがなんとなくタオルっぽい生地。
汚れにくく、汗もよく吸ってすぐ乾く。この生地は今は一番いいと思ってます。
ポリが多い素材もいいのですがツルツルして肌触りがいいだけで、、、あとは秘密。。。

これでがっつり深くかっこよく被れるようになりました。

次はこれ。日本のＢＥＬＬの500ＴＸＪ

どうやって開発したのか笑ってしまう内装構造。

これは改造後です。

ステッカーなどももとに戻し、「改造した」感が大きく出ないように仕上げます。
ビフォーアフターの被り心地が激変するこの500ＴＸＪ。

ふざけた内装構造と書きましたが、こんな内装のおかげでこちらに仕事があるわけなので
皮肉になりますが感謝しないといけません。

フジヘルも多いですね。。

がっつり削ってトップパッドは洗浄流用。
しっかり深くかっこよくかぶれるようになりました。

かっこいいペイントのヘルメット。

なのにベースがSGマーク入りのぽっこり浮いてしまうヘルメット。。。。

せっかっくのペイントが台無しです。
しっかり加工して、かっこよく深く被れるようになりました。

BUCOのハーフも多いです。

Ｄカンつけかえ。

ヒモもチンカップ付けれるように新品ロング加工。

がっつり削り加工。
BUCOハーフの発泡スチロールは数種類あるので硬いものだと削るの物凄く大変です・・・

ビンテージBUCOのBLUE LINE GT

Sシェルだけ細くてIC400とシェル同じです。
これは確かMシェル。

BLUE LINE GTのBLUEは生地の色なのですが今回貼り換えで黒に。

がっつり削ってしっかり被れるようになりました。

アーサーフルマー

全部はり替えてトップパッドはダイヤステッチにて直張り。
ストラップもシングルに変えました。

毎日毎日やっているのは「加工リペア業務」です。
このようにリペアブログ載せるとありがたいことにまたドっと依頼増えると思いますが
納期少々我慢頂けるのであればいつでも喜んでお受けいたします。

当店はリペア（生地貼り換え）に力を入れるのではなく「加工」に力を入れて施工しております。
生地の貼り換えなんてそこら辺のおばちゃんの方がミシン上手と思います。
でもかっこよくかぶるような加工は経験が必要です。
深くかぶれすぎてもだめです。
当店ではせっかくかっこいいお客様のヘルメット。
どうせなら雑誌の欧米人のように日本人でもかっこよくかぶらせたい。
その思いが強く、お客様をかっこよく見せるヘルメット作りを常に心がけております。

お気軽にお問合せください。
（お断りしているヘルメットも多数あります）

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